コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 施工

施工Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第4会場 (54会議室)

[1248] 間隙充塡モルタルの充塡性に及ぼす影響要因

座長(土木):浦野真次
座長(建築):佐藤幸恵
講演者:出口槙太郎, 宇治公隆, 上野敦, 大野健太郎
(首都大学東京)

キーワード:フロー, 充塡性, 塑性粘度, 材料分離抵抗性, 流動性, 間隙充塡モルタル, 骨材粒径

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間隙充填モルタルに求められる性能として,間隙に空隙を生じずに充填できる高い充填性が挙げられる。この充填性を左右するのが流動性と材料分離抵抗性であるが,これらは相反する性能である。本研究は,間隙充填モルタルの流動性と材料分離抵抗性が,間隙充填に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし,特に流動性についてはフローと塑性粘度,材料分離抵抗性については分離抵抗指数を定義し,それと骨材粒径に着目して検討した。流動性実験の結果,間隙充填は塑性粘度によらずフローが支配的要因であることを示し,材料分離抵抗性実験の結果,間隙充填に必要な初期流動速度ならびに分離抵抗指数の目安を示した。