コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » エコ・緑化コンクリート/機能性コンクリート/ポリマーコンクリート

エコ・緑化コンクリートⅠ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:30 第4会場 (54会議室)

[1273] 藻場再生を目的にしたフライアッシュ高含有ポーラスコンクリートの研究開発

座長(土木):鶴田浩章
座長(建築):大谷俊浩
講演者:吉田匠吾1, 吉田晴信2, 参納千夏男3, 三木理4
(1.清水建設 2.ホクコン 3.北陸電力 4.金沢大学)

キーワード:porous concreat, locally produced and consumed, fly ash, alkali silica reaction, algae field reproduction, ポーラスコンクリート, 地産地消, フライアッシュ, アルカリシリカ反応, 藻場再生

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
本研究は,北陸地方で問題となっている磯焼けの防止対策として,地域産の骨材を用いたフライアッシュ高含有ポーラスコンクリートを開発し,その工学的諸性質を調べた。まず,耐久性に及ぼす骨材の影響を把握するために, 3種類の環境下での暴露試験を実施した。同時に,藻類の生育状況を水槽実験にて確認した。その結果,砕石及びスラグ骨材はポーラスコンクリートとしての適用が可能であり,水槽実験においても藻類が順調に発生・生育することが明らかとなった。この結果に基づき,輪島市の名舟海岸にて安山岩砕石を使用したフライアッシュ高含有ポーラスコンクリートの漁礁ブロックを使用した実証実験を開始した。