コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 物性一般/軽量コンクリート(材料)

物性一般Ⅲ/軽量コンクリート(材料)

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:15 第6会場 (第1リハーサル室)

[1286] 表面改質軽量骨材による超軽量断熱コンクリートの力学特性の改善に関する実験的研究

座長(土木):岡本享久
座長(建築):閑田徹志
講演者:橋戸翔, 崔希燮, 西脇智哉, Sukmin KWON
(東北大学)

キーワード:compressive strength, fiber reinforcement, lightweight aggregate, porous structure, surface modification, tensile strength, Young's modulus, ポーラス構造, 圧縮強度, 引張強度, 弾性係数, 繊維補強, 表面改質, 軽量骨材

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著者らが検討してきた,火災時にも安全な無機軽量骨材を用いた断熱材量「超軽量断熱コンクリート」の実用化に向け,既に強度の向上効果が報告されている骨材の表面改質技術及び繊維補強技術を用いて,低密度のまま力学性能を向上させる手法の検討を行った。軽量骨材に予め少量の水を吸収させておく事で表面改質が可能であり,これを用いた試験体では,密度等の物理的性質を変化させずに,強度を従来の1.5倍程度に向上させることが可能であった。また,繊維補強によりさらなる強度の向上が可能であると共に,弾性係数の向上により,試験体の変形の抑制にも効果的であることが確認された。