コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 特殊コンクリート

特殊コンクリート

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:15 第4会場 (54会議室)

[1293] 海水・海砂を用いた自己充填型コンクリートの水中コンクリートへの適用性に関する検討

座長(土木):栗田守朗
座長(建築):長岡誠一
講演者:酒井貴洋1, 澤田巧1, 山路徹2, 清宮理3
(1.五洋建設 2.港湾空港技術研究所 3.早稲田大学)

キーワード:Coarse aggregate area ratio, Sea sand, Sea water, Ultrasonic velocity, Water flow experiment, 海水, 海砂, 自己充填型コンクリート, 水中流動実験, 粗骨材面積率, 超音波速度

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
著者らは,海水や未洗浄の海砂を使用した自己充填型コンクリートを開発し,これまでにフレッシュコンクリートや硬化コンクリートの基礎特性,さらには乾燥収縮特性および熱特性について報告した。本研究では,このコンクリートの水中コンクリートへの適用性について実験的検討を行った。その結果,L型試験器を用いた水中流動実験では,鉄筋障害の有無に拘わらず良好な流動性を示した。この試験体から採取したコアの圧縮強度は,通常のコンクリートと比較してばらつきが小さい傾向であった。試験体側面での超音波速度計測では,通常のコンクリートと比較して分布傾向に違いがあることが明らかとなった。