コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » リサイクル/サステナビリティ(環境側面)

リサイクルⅠ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第7会場 (第3リハーサル室)

[1299] 亜鉛製錬時に副産されるスラグのコンクリート用細骨材への適用に関する基礎的研究

座長(土木):堀口賢一
座長(建築):黒田泰弘
講演者:酒井俊男1, 佐川康貴1, 秋元洋一郎2, 近田孝夫3
(1.九州大学 2.三池製錬 3.麻生)

キーワード:by-product, carbonation, compressive strength, drying shrinkage, zinc slag, 中性化, 乾燥収縮, 亜鉛スラグ, 副産物, 圧縮強度

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本研究では,産業副産物から粗酸化亜鉛を製錬する際に副産されるスラグ(以下,亜鉛スラグと称する)を用いたコンクリートについて,フレッシュ性状,強度および耐久性に関する研究を行った。その結果,亜鉛スラグ置換率が50%以下の場合,普通コンクリートに比べ初期強度は低下するものの,長期材齢になるに伴い同等以上の強度となった。亜鉛スラグ置換率が100%の場合,材料分離が生じ,強度は普通コンクリートと同等以下となったが,フライアッシュを混和することで材料分離は抑制され,強度の改善にも繋がった。また,乾燥収縮,中性化は,スラグ置換率に関わらず,ほぼ同等という結果となった。