[1311] コンクリートのひび割れの収縮に伴う補修材・光硬化型FRPシートにおけるバックリング現象の評価試験方法の提案
キーワード:backling, following characteristics of crack, UV-cured FRP repair sheet, バックリング現象, ひび割れ追従性, 光硬化型FRPシート
論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
*大会会期中のみ閲覧可能です。
ひび割れの収縮方向へのFRP シートの追従性を評価するための試験方法を提案した。ひび割れ幅,FRPシート厚さ,FRP シートの無付着域の大きさをパラメータとして,光硬化型FRP シートの収縮ひび割れ追従性を,この試験方法により評価した。その結果,FRP シートの厚さが1.5 ㎜の場合には,ひび割れ幅の違いによらず,今回の試験条件では約0.2mm のひび割れ収縮変位でFRP シートにバックリング現象が発生することを確認した。FRP シートが厚い場合やひび割れ周辺部の無付着域が大きい場合には,バックリング開始時のひび割れ収縮変位が大きくなり,収縮ひび割れに対するFRP シートの追従性が向上することを確認した。