[1319] Complex deterioration due to premixed chloride attack and ASR and electrochemical repair method using various kind of lithium solution
Keywords:ASR, chloride attack, electrochemical penetration, lithium, premixed chloride, リチウム, 内在塩分, 塩害, 電気化学的浸透
論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
*大会会期中のみ閲覧可能です。
ASR抑制効果の期待できるリチウムを電気化学的にコンクリートに浸透させる手法を検討してきたが,本研究では,数種類のリチウム溶液を電解液として通電処理を実施した時の,反応性骨材含有コンクリートの通電後膨張挙動,鉄筋防食効果持続性の確認と,コンクリート中に発生したゲルの成分分析を実施した。この結果,40℃のLiNO3溶液を電解液とした場合に膨張抑制効果が最大となり,鉄筋近傍の白色物中にリチウムが検出された。また,塩害とASRの複合劣化が進行した供試体に対して50%LiNO3溶液を電解液として通電を行った結果,通電による膨張促進は見られなかったが,コンクリート表面に酸荒れが見られた。