コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 補修・補強(材料)

補修・補強(材料)Ⅲ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:00 第1会場 (大ホール)

[1319] 内在塩分による塩害とASRの複合劣化と各種リチウム溶液による電気化学的補修効果

座長(土木):山路徹
座長(建築):中田善久
講演者:七澤章1, 櫛田淳二2, 上田隆雄3, 塚越雅幸3
(1.電気化学工業 2.ナカボーテック 3.徳島大学)

キーワード:ASR, chloride attack, electrochemical penetration, lithium, premixed chloride, リチウム, 内在塩分, 塩害, 電気化学的浸透

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
ASR抑制効果の期待できるリチウムを電気化学的にコンクリートに浸透させる手法を検討してきたが,本研究では,数種類のリチウム溶液を電解液として通電処理を実施した時の,反応性骨材含有コンクリートの通電後膨張挙動,鉄筋防食効果持続性の確認と,コンクリート中に発生したゲルの成分分析を実施した。この結果,40℃のLiNO3溶液を電解液とした場合に膨張抑制効果が最大となり,鉄筋近傍の白色物中にリチウムが検出された。また,塩害とASRの複合劣化が進行した供試体に対して50%LiNO3溶液を電解液として通電を行った結果,通電による膨張促進は見られなかったが,コンクリート表面に酸荒れが見られた。