コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (第2小ホール)

[1324] 低圧注入法によるコンクリートの微細ひび割れ検査における注入材の実験的評価

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):古賀一八
講演者:緒方英彦1, 山崎大輔2, 周藤将司3, 兵頭正浩1
(1.鳥取大学 2.ショーボンド建設 3.松江工業高等専門学校)

キーワード:Micro-crack, Visualization, Low pressure injection, Silane Oligomers, Silicone oil, Epoxy resin, 微細ひび割れ, 可視化, 低圧注入, シランオリゴマー, シリコーンオイル, エポキシ樹脂

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コンクリートの微細ひび割れの評価方法には,顕微鏡観察による方法や蛍光エポキシ樹脂含浸法がある。本研究では,これらに加わる新たな試験方法として,表面含浸材の一つであるシランオリゴマーを低圧注入器具により注入し,ひび割れ周囲のセメント硬化体内に浸透させることで,微細ひび割れを可視検査する方法を検討した。注入材としてのシランオリゴマーの適性評価は,載荷でひび割れを導入したコンクリート供試体で行い,比較対象であるエポキシ樹脂やシリコーンオイルの結果も踏まえ,シランオリゴマーにより微細ひび割れの可視検査が可能であることを明らかにした。