コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (第2小ホール)

[1326] 熱画像データを用いた鋼矢板-コンクリート複合材のひび割れ検出

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):古賀一八
講演者:小林秀一1, 鈴木哲也2, 森井俊広2
(1.水倉組 2.新潟大学)

キーワード:infrared thermography method, semi-variogram, spatial statistics, steel sheet pile-concrete composite, セミバリオグラム, 空間統計学, 赤外線サーモグラフィ法, 鋼矢板‐コンクリート複合材

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近年,農業水利施設の補修効果を検証するため,効率的で信頼性の高い非破壊検査手法の開発が急務な課題となっている。本研究では,鋼矢板水路の補修に適用した鋼矢板‐コンクリート複合材表面のひび割れ検出の可能性を熱画像データの空間的分布構造の観点から評価した。空間統計学手法を用いた実証的検討の結果,鋼矢板‐コンクリート複合材表面における熱特性は,ひび割れの有無により明確なラグとバリアンスの関係が得られることが確認された。鋼矢板‐コンクリート複合材表面のひび割れ検出には,セミバリオグラム特性の違いによる評価が可能であることが示唆された。