コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (第2小ホール)

[1327] 同時生起行列を用いた赤外線サーモグラフィ法自動診断支援システムの基礎研究

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):古賀一八
講演者:橋爪謙治1, 橋本和明1, 全邦釘2
(1.西日本高速道路エンジニアリング四国 2.愛媛大学)

キーワード:Infrared Thermography, Non-Destructive Inspection, Concrete Surface, Cooccurrence Matrix, Defect Detection, 赤外線サーモグラフィ法, 非破壊検査, コンクリート表面, 同時生起行列, 欠陥検出

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
赤外線サーモグラフィ法は赤外線カメラを用いてコンクリート表面温度を撮影し特異な温度変化領域を浮き・剥離部とする。しかし,コンクリート表面には遊離石灰や異物が付着しており,その遊離石灰等を浮き・剥離領域と誤認識する。本論文は,画像フィルター処理により,特異な温度変化領域を抽出した。その後,誤認識した領域を同時生起行列による4種類の特徴量を用いることで,剥離形状を特徴量とした判別式と比べて20%削減した。打音検査を実施した熱画像を用いて評価実験を行うと浮き領域の的中率が87.8%,剥離領域の的中率が94.5%の結果を得た。