コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (第2小ホール)

[1328] 赤外線によるPC構造物におけるグラウト充填性状評価システムに関する研究

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):古賀一八
講演者:小池悠介1, 今井嵩弓1, 大下英吉1, 林詳悟2
(1.中央大学 2.西日本高速道路エンジニアリング四国)

キーワード:electromagnetic induction, grout filling property, infrared, non-destructive inspection, PC structure, PC構造物, グラウト充填性状, 赤外線サーモグラフィ, 電磁誘導, 非破壊検査

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
著者らは電磁誘導と赤外線の併用により,PC構造物における新たなグラウトの充填性状を評価するシステム(以下,本システムと称す)の開発に着手している。具体的には,電磁誘導によりシース管を強制加熱し,シース管からコンクリート表面への熱拡散を赤外線サーモグラフィで計測するものである。未充填領域が存在する場合,断熱材的特性を有する空気がシース管内部への熱拡散を抑制し,熱容量の大きいコンクリートへ多量の熱を拡散するため,未充填領域が存在する際のコンクリート表面温度は健全な場合と比べて高くなる。本研究では,この温度性状をもとに本システムの適用性および適用限界を明らかにした。