コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第3会場 (第2小ホール)

[1329] 近赤外分光法によるポリマーセメント系仕上材料の組成分布評価手法

座長(土木):内田慎哉
座長(建築):古賀一八
講演者:野並優二, 塚越雅幸, 上田隆雄
(徳島大学)

キーワード:finishing material, near-infrared spectroscopic technique, nondestructive inspection, polymer cement, segregation, ポリマーセメント, 仕上材料, 材料分離, 近赤外分光法, 非破壊試験

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ポリマーセメント系仕上材料の,硬化後の材料中のセメントとポリマーの分布状況について,近赤外分光法を用いた微破壊試験による評価試験方法の可能性について検討を行った。試験体はセメント,ポリマー,水の混合割合をパラメータとし,アクリル酸エステル系共重合体のポリマーエマルションを用いて作製した。これを厚さ方向に0.2 mmずつ研磨し露出面を近赤外分光法により測定した。この結果はSEMによる測定結果と概ね同様の値を示しており,近赤外分光法によりポリマーセメント系仕上材料の養生状態や均質性,調合条件などの推定に有効であると考えられる。