コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅲ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:15 第3会場 (第2小ホール)

[1340] 鉄筋断面内腐食分布と各種非破壊試験手法の関連に関する基礎研究

座長(土木):中村士郎
座長(建築):永山勝
講演者:山上晶子, 松本浩嗣, 二羽淳一郎
(東京工業大学)

キーワード:非破壊試験, 鉄筋腐食, 電食試験, 3Dスキャン, 腐食の分布

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電食試験を行って強制的に腐食させた試験体に対して,3Dスキャンを用いて断面形状を測定することで鉄筋の長手方向および断面の円周方向の腐食の分布を検討し,鉄筋断面の円周方向における腐食の分布を考慮して非破壊試験の結果と腐食量の関係について検討した。その結果,分極抵抗および超音波伝播時間に関しては,腐食の分布が非破壊試験結果に与える影響は小さいこと,断面欠損率と自然電位の関係では,自然電位と測定面に最も近い鉄筋断面部位の断面欠損率に直接的な対応は見られないこと,電磁パルス法においては鉄筋加振により発生する弾性波の減衰はひび割れに大きく影響を受けることを明らかにした。