非破壊検査・診断Ⅲ

[1343] コンクリート表面から深さ方向の比抵抗の経時変化

座長(土木)：中村士郎
座長(建築)：永山勝
講演者：金田尚志¹, 松岡和巳¹, 嶋野慶次², 青木優介³ (1.日鉄住金テクノロジー 2.木更津工業高等専門学校 3.八戸工業高等専門学校)

キーワード：cell constant, concrete cover, concrete resistivity, constant temperature condition, outdoor exposure, polarization resistance measurement equipment, かぶり, セル定数, 分極抵抗測定器, 屋外暴露, 恒温養生, 比抵抗

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コンクリート比抵抗は，コンクリート中の鋼材の腐食抵抗性を判断する指標や物質移動性の評価等に用いられている。実構造物のコンクリート比抵抗を測定する場合，通常はコンクリート表面側にセンサーを設置して測定されるが，表面と内部では比抵抗が異なることが想定される。表面と内部の比抵抗にどの程度の差が生じているかを確認するため，W/Cの異なるモルタル，コンクリート試験体を作製して，恒温養生室と屋外の2つの環境で暴露した場合の比抵抗の経時変化をかぶり深さごとに測定した。恒温養生室で暴露した試験体の表面側の比抵抗が内部と比較して非常に高くなることが確認された。