コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅳ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 (第2小ホール)

[1348] 透気性を指標としたモルタルの初期凍害判断手法の検討

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:本間有也, 濱幸雄, 中村暢, 長井智哉
(室蘭工業大学)

キーワード:compressive strength, early age frost damage, frost depth, microstructure, torrent air permeability, トレント透気係数, 凍結深さ, 初期凍害, 圧縮強度, 空隙構造

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本研究では初期凍害の被害箇所における組織の粗大化に着目し,初期凍害をトレント法(ダブルチャンバー法)による透気係数で判断できるかどうかについて検討を行った。まず,従来の方法である圧縮強度試験による初期凍害の判断を行った後,空隙構造の測定を行い初期凍害の被害箇所における組織の粗大化を確認した。次に,トレント法を用いて初期凍害の判断の可能性を検討し,初期凍害の凍結深さがトレント透気係数に影響を及ぼすことを示した。最後に,初期凍害が判断可能な深さを把握するため,初期凍害の深さがトレント透気係数に及ぼす影響について検討し,トレント法を用いて初期凍害が判断可能な深さを示した。