コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅳ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 (第2小ホール)

[1349] 透気係数を用いたコンクリートの品質評価と測定条件に関する実験的研究

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:野島昭二1, 渡邉晋也2, 藤原貴央3, 谷倉泉2
(1.中日本高速道路 2.日本建設機械施工協会 3.エフティーエス)

キーワード:Accelerated Carbonation Test, Air Permeability, Chloride Ion Content, Test technique, Torrent Method, Torrent法, 促進中性化, 塩化物イオン浸透量, 試験実施方法, 透気係数

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透気係数の活用を検討する目的で,養生条件が異なるコンクリート2配合を用いて透気係数と中性化,および塩害の抵抗性について検討を行った。また,実構造物を想定した型枠の脱型時期と透気係数の関係,ならびに透気係数の測定位置の違いが測定結果におよぼす影響について検討を行った。その結果,透気係数の値が大きいと中性化速度,および塩化物イオン浸透量は大きくなるが,透気係数の値と中性化速度係数および塩化物イオン浸透量の相関性は小さいことが判明した。また,測定時期については,コンクリート配合などにより異なり,測定箇所によっても透気係数は10倍程度の違いがあることが判明した。