コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅳ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第3会場 (第2小ホール)

[1353] 圧縮破壊過程のAE発生特性に基づくコンクリート損傷度評価

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:山岸俊太朗1, 鈴木哲也1, 森井俊広1, 大津政康2
(1.新潟大学 2.熊本大学)

キーワード:Concrete, AE (Acoustic Emission), Damage mechanics,  Compression test, コンクリート, AE (Acoustic Emission), 損傷力学, 圧縮強度試験

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コンクリート構造物の長寿命化策の精緻な検討には,損傷度の定量化が不可欠である。本研究ではAE法を導入した圧縮強度試験を実施し,AE発生挙動と応力‐ひずみ挙動の両観点からコンクリートの損傷度評価を試みた。評価指標には,AE発生挙動の定式化より得られるβと損傷力学における損傷パラメータλを用いた。両指標の関係からコンクリート・コアを「損傷」,「中間的損傷」,「健全」の3区分に評価し,P波速度との関係を考察した。検討の結果,λとβの関係から損傷と評価されたコンクリート・コアは健全のものと比較してP波速度の低下が確認され,損傷度評価との関係が示唆された。