コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅴ/耐久性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第3会場 (第2小ホール)

[1354] 非破壊透気試験による仕上げ材付きコンクリートの中性化進行評価に関する研究

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:庭野究1, 今本啓一1, 清原千鶴1, 陣内浩2
(1.東京理科大学 2.大成建設)

キーワード:carbonation, double chamber method, evaluation formula, finishing material, suppressive effect of carbonation, ダブルチャンバー法, 中性化, 中性化抑制効果, 仕上げ材, 評価式

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打放しコンクリートの中性化速度を,表層透気性の観点から予測することの有用性が示唆されている。しかしながら,仕上げ材が施されたコンクリートでは仕上げ材の影響が大きくなることから,表層透気性と中性化速度との相関が認められないものが多くある。本研究では,表層透気試験によるコンクリート内部の減圧領域を明らかにし,表層透気試験による評価方法の検証を行うとともに,促進中性化試験の結果を基に評価指標の妥当性の検討を行った。実験の結果,表層透気試験は主に仕上げ材の粗密の影響が大きく,提案する評価指標により,これまで評価の難しかったコンクリートの中性化速度を概ね評価できることを示した。