コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料) Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第4会場 (54会議室)

[1362] ワラストナイトによるミクロレベルのひび割れ架橋が超高強度高靭性複合材料の引張特性に及ぼす影響

座長(土木):河合研至
座長(建築):藤本郷史
講演者:Sukmin KWON1, 西脇智哉1, 崔希燮1, 三橋博三2
(1.東北大学 2.東北大学名誉教授)

キーワード:ductility, fiber reinforced, flexual toughness, mechanical properties, wollastonite, ダクティリティ, ワラストナイト, 力学特性, 曲げタフネス, 繊維補強

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本研究では,ミクロレベルの鉱物繊維であるワラストナイトの混入が,モルタルのタフネスおよびダクティリティに与える影響を調べるため,ワラストナイトと細骨材との混合率をパラメータとして実験を行った。切り欠き梁による3点曲げ試験の結果,ワラストナイトの混入によりモルタルのタフネスとダクティリティが向上することを確認した。また,ミクロレベルの補強に加えて,マクロレベルのひび割れまでを対象としたマルチレベルの繊維補強を行った繊維補強セメント複合材に対する直接引張試験の結果より,ワラストナイトによるミクロレベルでの補強効果が確認された。ミクロ繊維の混入は,最大引張強度,疑似ひずみ硬化,最大引張強度時のひずみの増大などの引張性能の向上に有効である。