コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料) Ⅱ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第4会場 (54会議室)

[1365] フライアッシュベースのジオポリマーの配合ならびに高温抵抗性

座長(土木):河合研至
座長(建築):藤本郷史
講演者:一宮一夫1, 原田耕司2, 池田攻3, 津郷俊二4
(1.大分工業高等専門学校 2.西松建設 3.山口大学名誉教授 4.日本興業)

キーワード:fly ash, geopolymer, ground granulated blast-furnace slag, heat resistance, mixture proportions, ジオポリマー, フライアッシュ, 配合, 高温抵抗性, 高炉スラグ微粉末

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
フライアッシュ(FA)ベースで,強度発現のために高炉スラグ微粉末(BS)を添加したジオポリマー(GP)の流動性や固化後の諸物性を向上させるために,アルカリ溶液の種類ならびに組合せ,混和材としてシリカフューム(SF)を用いる方法の有効性を検討した。また,BS添加率がGPの高温抵抗性に及ぼす影響を調べるための高温加熱実験(500℃,800℃,1150℃)を行った。実験の結果,苛性ソーダは強度向上に効果があること,活性フィラーの一部をSFで置換することで流動性が改善されることが分かった。また,高温条件でのGP強度は,500℃で常温強度の1.1~3.0倍に向上し,800℃以上では常温強度以下となることを示した。