コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 新材料・新工法(材料)

新材料・新工法(材料) Ⅱ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第4会場 (54会議室)

[1367] 凝結遅延モルタルの凝結時間のばらつきの抑制に関する検討

座長(土木):河合研至
座長(建築):藤本郷史
講演者:佐野忍1, 小林聖1, 佐川康貴2, 園田佳巨2
(1.鹿島建設 2.九州大学)

キーワード:bond stress, constriction joint, crack, setting retarder, setting time, ひび割れ, 凝結時間, 凝結遅延剤, 打継ぎ部, 拘束応力

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
壁状部材における外部拘束によるひび割れを抑制することを目的として,凝結遅延剤を添加して凝結時間を数日から数週間に大幅に遅延させたモルタルを打継ぎ部に敷設し,拘束応力を低減する方法について検討を行っている。これまでの検討において,本モルタルの凝結時間がばらつき,さらにブリーディングが発生することが課題となっていた。ここでは,凝結時間のばらつきの原因としてモルタルに使用している材料に着目した検討を行い,セメントと細骨材を変更することで一定の凝結時間を確保できることを明らかにした。また,増粘剤を添加することで長期にわたりブリーディングを発生させない配合とすることができた。