構造設計・設計法

[2005] 圧縮縁応力度を変数とした高応力低サイクル疲労試験によるPCaPC梁の損傷評価

座長(土木)：長谷川俊昭
座長(建築)：勅使川原正臣
講演者：浜田公也¹, 福井剛¹, 渡邊一弘¹, 西山峰広² (1.ピーエス三菱 2.京都大学)

キーワード：Beam, Damage limit strength, Flexural strength, Low cycle fatigue test, PCaPC, Precast, Prestress, プレキャスト, プレストレス, 動的載荷, 損傷限界耐力, 曲げ強度, 梁

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限界耐力計算におけるプレキャストプレストレストコンクリート(PCaPC)造梁部材の損傷限界耐力時コンクリート圧縮応力度を適切に設定することを目的に，圧縮側のコンクリートに作用する縁応力度の大きさを実験変数とした試験体を用いて静的載荷実験および高応力低サイクル疲労実験を行った。高応力低サイクル疲労実験結果より，繰り返し回数と剛性低下の関係，最大残留ひび割れ幅，最大残留変位およびコンクリートの損傷状態について調べ，PCaPC梁部材の損傷限界耐力はコンクリートの高応力低サイクル疲労を考慮しても，コンクリートの圧縮縁応力度の大きさとしてコンクリートの圧縮強度σBの80～90％を用いれば適切に評価できることを示した。