コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » はり

はり

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[2024] 鉄筋コンクリート有孔梁の耐震性状に関する研究

座長(土木):三木朋広
座長(建築):坂下雅信
講演者:宮崎照1, 丸田誠1, 永井覚2, 岩倉知行3
(1.島根大学 2.SKサービス 3.コーリョー建販)

キーワード:beam with opening, ductility, opening reinforced, several number of opening, shear behavior, せん断強度, 有孔梁, 複数開孔, 開孔補強筋, 靭性能

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
近年,RC有孔梁の研究が数多く行われているが,以下の不明確な2点についての検討を行った。 (1)複数(3つ孔)有孔梁のせん断強度,(2)梁端部より0.5D(Dは梁せい)離れたヒンジゾーン内の位置に開孔端を有する開孔梁部材の曲げ靱性能,についての構造性能を把握するために11体のRC有孔梁の曲げせん断実験を行った。実験の結果と検討を行い,せん断強度に関して孔数に関係なく複数開孔と単数孔でほぼ同様の挙動が示されること,またY筋(コ形補強筋)による靭性能の向上等が確認できた。ただし,開孔周囲の補強筋量と靭性能の関係性は明確とならず,今後の検討課題として残った。