コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 柱はり接合部

柱はり接合部Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[2035] 鉄筋コンクリート造柱梁接合部を含む部分架構のFEM解析

座長(土木):谷村幸裕
座長(建築):貞末和史
講演者:杉本訓祥, 増田安彦
(大林組)

キーワード:Nonlinear FE Analyses, Precast, Reinforcing Bars in Beam Column Joint, プレキャスト, 通し主筋, 非線形FEM解析

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鉄筋コンクリート造柱梁接合部の履歴復元力特性に及ぼす,通し主筋の付着性状および柱梁耐力比の影響を,FEM解析により検証した。履歴性状の異なる既往実験試験体を対象とした非線形FEM解析を行い,通し主筋の付着特性を変動することで,実験と同様の履歴性状の違いを再現できることを確認した。また,このモデルを元に,柱配筋量や軸力を変動因子としたパラメトリック解析を行った。同一の柱梁耐力比でも,通し主筋の付着性状が悪いと,スリップ性状が現れることが実験・解析ともに確認され,解析により,通し主筋の付着強度が大きくても,柱梁耐力比が小さくなると,履歴曲線が逆S字状になることが確認された。