[2038] 柱梁曲げ強度比が小さいRC造段差梁-柱接合部の耐震性能に関する実験的研究
キーワード:beam-column joint with different floor level, column to beam flexural strength ratio, reinforced concrete, seismic performance, 柱梁曲げ強度比, 段差梁-柱接合部, 耐震性能, 鉄筋コンクリート
論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
*大会会期中のみ閲覧可能です。
本論文では,柱に取り付く左右の梁の芯ずれ量と柱梁曲げ強度比を変動因子としたRC造段差梁‐柱接合部部分架構試験体6体の静的漸増繰返し載荷実験を行い,基本的な耐震性能を検討した。検討の結果,梁芯のずれ量の増大および柱梁曲げ強度比の増大により,梁主筋および柱主筋の降伏機構が変化して最大耐力が上昇したが,梁芯のずれ量が梁せいの0.5倍の試験体では,段差のない試験体よりも最大耐力以降の接合部の損傷が激しくなり,耐力低下が比較的大きくなる傾向が見られた。