コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 合成・混合構造/骨組

合成・混合構造 Ⅲ/骨組

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:15 第10会場 (e-とぴあ・かがわBBスクエア)

[2043] 縮小20層RC造建物試験体の震動実験に対する3次元FEM解析-架構耐力に対する梁に生じる軸力とスラブの効果-

座長(土木):上中宏二郎
座長(建築):藤永隆
講演者:米澤健次1, 杉本訓祥1, 勝俣英雄1, 福山洋2
(1.大林組 2.建築研究所)

キーワード:3D Static Analysis, Effect of Floor Slab, High Rise RC Building, Large Scale FE Analysis, Long Period Ground Motion, スラブの効果, 大規模FEM解析, 超高層RC造建物, 長周期地震動, 静的漸増載荷

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
縮小20層RC造建物試験体の震動実験を対象に,大規模モデルを用いた静的3次元非線形FEM解析を実施した。実験と解析の比較により,解析の妥当性を検討した上で,架構耐力に対する非線形化に伴う梁の軸力およびスラブの効果について解析結果を分析した。その結果,梁軸力の効果に関しては,梁部材の一端部で圧縮軸力が作用して曲げ耐力が上昇するが,他端部は引張軸力が作用して曲げ耐力が減少するため,梁の両端で曲げ耐力の増減が相殺し,架構耐力に対する梁軸力による影響は小さいことがわかった。また,終局状態において,幅広い範囲のスラブが架構耐力に対して寄与することがわかった。