コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 耐震壁/免震・制振

耐震壁Ⅰ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第10会場 (e-とぴあ・かがわBBスクエア)

[2048] RC造有開口袖壁付柱の曲げ破壊実験

座長(土木):滝本和志
座長(建築):丸田誠
講演者:渡邉哲央1, 中村孝也1, 田村良一2, 加藤大介1
(1.新潟大学 2.新潟工科大学)

キーワード:columns with side wall, failing in flexure, opening, RC造, reinforced concrete, 曲げ破壊, 袖壁付柱, 開口

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
開口の曲げ破壊部材への影響を検討する際に,重要な観点はその位置である。本研究では,袖壁の小開口がヒンジゾーン内にある場合を想定し,その位置が曲げ破壊型の袖壁付き柱の強度と変形能に及ぼす影響を検討するために,2体の曲げ破壊型袖壁付き柱の静加力実験を行った。その結果,開口が危険断面にある場合の袖壁圧縮側の最大強度は曲げ強度計算値を大きく下回っており,この場合は曲げ強度に対する開口の影響を考慮する必要がある。また,変形能も開口が危険断面にある場合が上部にあるものより悪くなる結果となった。一方,開口がヒンジゾーンの上部にある場合は現行の強度と変形能の評価式が適用できた。