コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » せん断・ねじり

せん断・ねじり

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[2076] RCはりのせん断強度に及ぼす収縮および破壊エネルギーの影響

座長(土木):田村隆弘
座長(建築):磯 雅人
講演者:川井菜緒, 笹田航平, 半井健一郎, 佐藤良一
(広島大学)

キーワード:drying shrinkage, fracture energy, limestone, RCはり, reinforced concrete beams, shear strength, せん断強度, 乾燥収縮, 石灰石, 破壊エネルギー

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
近年,コンクリート構造物における収縮ひび割れが問題視され,収縮抑制の観点から石灰石骨材の利用が増加している。一方で石灰岩は破砕値が大きいため,石灰石骨材を用いたコンクリートの破壊エネルギーは小さくなると考えられ,せん断強度の低下が危惧される。そこで本研究では,異なる骨材を用いたコンクリートの収縮ひずみと破壊エネルギーを調査し,それらがRCはりのせん断強度に及ぼす影響を載荷試験によって検討した。その結果,石灰石骨材を用いたコンクリートは,石英粗面岩の骨材を用いた場合と比較し,収縮と破壊エネルギーがともに小さく,RCはりのせん断強度は破壊エネルギーの低下によって低下した。