耐震一般Ⅰ

[2102] 三次元有限要素解析に基づくねじり作用を受けるRC部材の変形性能と履歴特性の再評価

座長(土木)：岡野素之
座長(建築)：田才晃
講演者：瀧口将志¹, 池永貴史², 秦逸平³, 大塚久哲⁴ (1.九鉄工業 2.大林組 3.構造計画研究所 4.九州大学名誉教授)

キーワード：3d fem, ductility capacity, hysteresis characteristic, rc member, RC部材, shear transfer, torsion, せん断伝達, ねじり, 三次元FEM, 変形性能, 履歴特性

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近年，部材の載荷実験やFEM解析結果から，ねじり作用を受けるRC部材の挙動が明らかにされつつある。しかしながら，従来の研究は部材の破壊に至るメカニズムの解明と耐荷力の定式化に重点が置かれており，地震応答解析等の実務レベルで必要な変形性能に関する研究は必ずしも十分ではない。本研究は，既往の載荷実験や非線形FEM解析の結果を用いて，ねじり作用を受けるRC部材の挙動を総合的に検討し，履歴特性を含めた変形性能を再評価したものである。その結果，既往の実験結果や三次元FEM解析とよく整合する，シンプルな部材モデルを提案することができた。