コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 耐震一般/耐震診断

耐震一般Ⅱ/耐震診断

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第8会場 (国際会議場)

[2108] 既存超高層RC造建築物の安全限界に関する保有耐震性能指標値の頻度分布

座長(土木):稲熊弘
座長(建築):西村康志郎
講演者:秋田知芳, 石塚圭介, 藤原実咲, 和泉信之
(千葉大学)

キーワード:Base Shear Coefficient, Estimated Equation, High-rise RC Building, Natural Period, Seismic Capacity, Ultimate Limit, ベースシア係数, 固有周期, 安全限界, 推定式, 耐震性能, 超高層RC造建築物

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安全限界などの既存超高層RC造建築物が実際に保有する耐震性能は評価手法が確立していないため十分に把握されていない。本論では既存超高層RC造建築物の耐震性能を評価するため,データが公表されている設計用ベースシア係数と弾性1次固有周期から安全限界に関する保有耐震性能指標値を推定する式を提案した。提案式を用いて既存超高層RC造建築物373棟の指標値を算定し,その頻度分布について検討した。その結果,指標値の頻度分布は単峰の山型で指標値の小さい側にわずかにピークが片寄ることや,頻度分布の平均値や中央値は年代が新しいものでやや大きいことなどを明らかにした。