コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 耐震性能評価

耐震性能評価Ⅰ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:15 第8会場 (国際会議場)

[2110] 孤立波性状の津波によって橋梁へ作用する水平波力の検討

座長(土木):長田光司
座長(建築):倉本洋
講演者:田中将登1, 幸左賢二1, 佐藤崇2, 佐々木達生3
(1.九州工業大学 2.長大 3.大日本コンサルタント)

キーワード:Tsunami, bore wave, bridge girder, characteristic of force, horizontal force, 津波, 孤立波, 橋梁, 作用力特性, 水平波力

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
津波によって橋梁に作用する波力の発生メカニズムを明らかにすることを目的に,津波先端部に見られる砕波段波状の波を想定し,コンクリート桁を模擬した桁模型実験を実施した。水平波力に着目すると,最大水平波力時の桁側面に設置した波圧計の積分値が分力計から得られた水平波力と概ね等しい値であり,最大値の発生時刻も同時であることから,水平波力は桁側面に受ける圧力が支配的である。また,波高を変化させた実験結果より,波高の増加に伴い水平波力も比例し,水平波力や波圧に影響を及ぼす流速も同様に波高に比例していることから,水平波力は津波の波高と相関性が高いことが明らかとなった。