[2138] 定常応答解析による制震補強建物の保有減衰性能の評価法の提案
キーワード:capacity indication, damping capacity, equivalent linearization technique, retrofitted by damper, seismic capacity, steady-state response analysis, 保有減衰性能, 制震補強, 定常応答解析, 性能表示, 等価線形化法, 耐震性能
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履歴系ダンパーないしは粘性系ダンパーにより制震補強されたRC造建物の耐震性能の評価法および表示法として,安全限界変位レベルの定常応答解析を実施し,制震補強建物の保有減衰性能を評価する手法を提案し,その有効性について示す。本手法を用いることにより,単に時刻歴応答解析による応答値の確認のみではなく,主体構造の損傷による減衰性能(損傷減衰)と制震ダンパーによる減衰性能(付加減衰)を分離して評価することができ,制震補強建物の強度・変形性能および減衰性能等の一般的な耐震性能の指標を評価・表示することが可能となる。