コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 耐震補強/地震被害

耐震補強Ⅰ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第8会場 (国際会議場)

[2141] 傾斜型あと施工アンカーを用いた両側袖壁増設補強RC柱に関する基礎的研究

座長(土木):岡本大
座長(建築):福山洋
講演者:石村光由1, 貞末和史2, 藤井稔己3, 南宏一4
(1.石村設計事務所 2.広島工業大学 3.福山大学 4.福山大学名誉教授)

キーワード:connection, extended wing wall strengthened, post-installed anchor, seismic retrofit, ultimate strength, あと施工アンカー, 接合部, 終局耐力, 耐震補強, 袖壁増設補強

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
コンクリート系構造物の耐震補強で用いられるあと施工アンカーを施工面に対して傾斜させて用いることで,接合部のせん断剛性とせん断強度を増大できる可能性がある。本論では,傾斜型あと施工アンカーを用いて既存の鉄筋コンクリート柱を袖壁増設補強することを想定した試験体を製作し,一定圧縮軸力下で正負繰り返しの逆対称モーメントを与える載荷実験を行なって力学特性について検討した。実験の結果,アンカー筋を傾斜させない在来型の接合工法に対して,アンカー筋を傾斜させた接合工法を用いた場合には,部材が最大耐力に達する時の接合部のズレが小さくなると共に最大耐力が大きくなることが明らかとなった。