[2142] Reduction of Ductility of SRC Boundary Columns by Insufficient Anchorage of Wall bars Caused by Seismic Retrofit
Keywords:buckling, Great East Japan Earthquake, seismic retrofit, SRC, 座屈, 東北地方太平洋沖地震, 耐震補強, 鉄骨鉄筋コンクリート造
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本研究の対象は東北地方太平洋沖地震で被災した鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)建物である。この建物は耐震補強が行われていたにもかかわらず, 耐震壁側柱の内部の鉄骨が座屈する被害を受けた。鉄骨の座屈やコンクリートの剥落の様子から柱の圧縮破壊のようにとらえられる一方, 柱にとりつく妻壁は側柱の被害と比べて, 軽微だった。本研究では, 耐震補強時の壁筋の定着不足による側柱への影響を実験的に調べ, 補強後の試験体で補強前より変形性能が低下する結果が得られた。