耐震補強Ⅱ

[2147] 架構増設型外付けフレームによる耐震補強効果に関する実験的研究

座長(土木)：小林薫
座長(建築)：河野進
講演者：渡邊一弘¹, 福井剛¹, 浜田公也¹, 西山峰広² (1.ピーエス三菱 2.京都大学)

キーワード：Additional frame, Loading test, Post-installed anchor, Seismic strengthening, あと施工アンカー, 外付けフレーム, 耐震補強, 載荷実験

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架構増設型の耐震補強工法の補強効果を確認するために，1層1スパンの試験体に対する載荷実験を行った。実験より，既存架構に対して外付けフレームには接合面のずれ変形及び接合部材のせん断，回転変形を伴う水平変形差が生じたが，外付けフレームは大変形まで既存架構の変形に追従し，最大耐力はそれぞれのフレームの終局耐力を累加できることを確認した。さらに接合面のずれ変形及び接合部材の変形を考慮して外付けフレームの強度寄与係数を検討し，補強強度計算値が実験結果を安全側に評価することを確認した。