コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 耐震補強/地震被害

耐震補強Ⅱ

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:00 第8会場 (国際会議場)

[2151] 鉄骨枠付き補強ブレースを千鳥配置したRC柱・梁接合部の圧縮時せん断力

座長(土木):小林薫
座長(建築):河野進
講演者:重本将史, 勅使川原正臣, 中村聡宏, 田子茂
(名古屋大学)

キーワード:beam-column joint, scattered type, seismic retrofit, steel framed brace, 鉄骨枠付きブレース, 柱・梁接合部, 分散配置, 耐震補強

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鉄骨枠付きブレースを分散配置した際に,ブレースの負担する水平力が既存架構に伝わり,基礎まで伝達する際に,柱・梁接合部の入力せん断力にどのように影響を与えるかを,鉄骨枠付きブレース補強された2層2スパン架構の荷重増分解析を行うことによって明らかにした。荷重増分解析の結果から,ブレースの負担する水平力はすべて梁に軸力として伝わり,それに伴って梁の曲げ耐力が増大するため,柱の耐力が大きく梁の曲げ降伏が先行する場合には,柱・梁接合部の入力せん断力が大きくなり,柱・梁接合部がせん断破壊する可能性があることが分かった。