[2156] Seismic Performance of Two Parallel R/C School Buildings Damaged by The 2011 off the Pacific coast of Tohoku Earthquake
Keywords:dispersion of strength, fourier spectrum, R/C school buildings, RC学校建物, seismic evaluation, seismic response analysis, フーリエスペクトル, 地震応答解析, 耐力のばらつき度合, 耐震診断
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本研究では,2011年東北地方太平洋沖地震で被害を受けた茨城県S市立M小学校の隣接する2棟のRC造校舎について,耐震診断及び応答解析を実施し,耐震性能評価に関する比較・検討を行った。その結果,構造耐震指標Isを算定する際,耐力のばらつき度合を考慮することにより,地震応答解析による最大層間変形角との対応がより良好になることが確認できた。また,応答解析による最大層間変形角は地震波によって異なる結果となった。この要因を追究したところ,応答スペクトルではなく,フーリエスペクトルによる加速度と周期の関係を用いることにより,建物の応答を推定できる可能性があることがわかった。