コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 合成・混合構造/骨組

合成・混合構造 Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第10会場 (e-とぴあ・かがわBBスクエア)

[2167] ずれ止めを複数配置した鋼板の引抜き耐荷挙動に関する研究

座長(土木):古市耕輔
座長(建築):坂田弘安
講演者:篠崎裕生1, 三上浩1, 牧剛史2
(1.三井住友建設 2.埼玉大学)

キーワード:headed stud, perfo-bond strip, pull-out test, shear force, せん断力, 孔あき鋼板ジベル, 引抜き試験, 頭付きスタッド

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せん断力作用方向に複数のずれ止めを配置した鋼板をコンクリートブロックから引抜く試験と,ずれ止めを非線形ばねでモデル化したFEM解析を実施して,その耐荷挙動やずれ止めに発生するせん断力の分布を検討した。対象としたずれ止めは,孔あき鋼板ジベルと頭付きスタッドである。引抜き試験では,載荷点に近いかぶりの小さい位置のずれ止めはコンクリート表面の損傷の影響を大きく受けること,引抜き荷重の増加にともない各位置のずれ止めに発生するせん断力の差が小さくなる傾向にあることなどを明らかにした。また,ずれ止めの位置に応じて異なる非線形ばねを設定したFEM解析により,比較的精度良く引抜き挙動を再現できることを確認した。