コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 合成・混合構造/骨組

合成・混合構造 Ⅱ

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第10会場 (e-とぴあ・かがわBBスクエア)

[2175] 端部補強した八角形断面を有する鋼・コンクリート合成柱材の耐震性能に関する実験的研究

座長(土木):清宮理
座長(建築):蜷川利彦
講演者:河野公晴, 倉富洋, 田中照久, 堺純一
(福岡大学)

キーワード:band plate, confined effect, cruciform steel, high strength concrete, steel and concrete composite column, 鋼・コンクリート合成柱材, 十字鉄骨, 高強度コンクリート, 拘束効果, バンドプレート

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
八角形断面を有する鋼・コンクリート合成柱材の耐震性能を調べるために,一定軸力下で繰返し水平力を受ける載荷実験を行った。実験変数には,軸力比(柱断面圧縮耐力に対する作用軸力の比),鉄骨フランジの幅厚比,補強材の有無をとり,これらが本柱材の弾塑性変形性状に及ぼす影響について実験的に調べた。軸力比0.3を載荷した試験体は,優れた耐震性能を示したのに対し,軸力比0.5を載荷した試験体は,フランジの局部座屈が発生し,軸縮みが進行すると共に,急激に耐力の低下が見られた。そこで,バンドプレート等で補強を行ったところ,補強材がフランジの局部座屈を抑制し,優れた変形性能を示した。