コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 短繊維補強コンクリート(構造)

短繊維補強コンクリート(構造)

2014年7月10日(木) 13:15 〜 14:45 第5会場 (61会議室)

[2187] 高強度鉄筋と高靭性セメントを用いた柱の変形性能評価

座長(土木):栗橋祐介
座長(建築):森田武
講演者:篠﨑正治1, 幸左賢二1, 佐藤崇2, 小川淳久3
(1.九州工業大学 2.長大 3.クラレ)

キーワード:Cyclic loading, High-ductility Cement, High-strength reinforcement, Pull-out of tensile bar, RC Bridge Pier, 抜け出し, 柱部材, 正負交番載荷実験, 高強度鉄筋, 高靭性セメント材料

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
著者らが過年度に行った正負交番載荷実験では,高靭性セメント材料を柱の全断面に使用した供試体(以下No.2-4)は,無補強RC柱より変形性能の向上を確認している。今年度は変形性能の向上に効果的な高靭性セメント材料と,耐力の向上に有効的な高強度鉄筋の組み合わせに着目した供試体(以下No.2-6,2-7)の実験を行った。その結果,No.2-6,No.2-7供試体の終局変位はNo.2-4供試体に比べ,それぞれ23%,3%増加し,最大荷重も増加しており良好な結果を得た。また,No.2-7の軸方向鉄筋の抜け出し量の解析の結果,橋脚柱に高靭性セメント材料と高強度鉄筋を使用しても特異な抜け出し性状が生じないことが確認された。