コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 短繊維補強コンクリート(構造)

短繊維補強コンクリート(構造)

2014年7月10日(木) 13:15 〜 14:45 第5会場 (61会議室)

[2188] 投下型コンクリートブロックへの軽量HPFRCCの適用と供試体落下試験による耐衝撃性能の評価

座長(土木):栗橋祐介
座長(建築):森田武
講演者:松島雄平1, 大久保仁人1, 藤代勝2, 六郷恵哲1
(1.岐阜大学 2.鹿島建設)

キーワード:HPFRCC, light-weight, specimen-drop test, tensile performance, 供試体落下試験, 引張性能, 軽量

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料(HPFRCC)に粒径2~4mmのEPS粒子を体積率で45%混入した軽量HPFRCC(HPFRCC+EPS)の改良型を提案するとともに,山岳地帯の砂防工事に用いられる投下型の立体十字コンクリートブロックを模した供試体を作製し,供試体そのものを落下させる試験を行った。繊維長を通常の12mmから20mmに変更し,細骨材を除き,マトリックスの粘性を高めることにより,引張終局ひずみが3%と大きくかつバラツキの少ないHPFRCC+EPS(密度1.2g/cm3)が得られた。落下する供試体の耐衝撃性能を高めるうえでは,鉄筋を配置することが重要であり,質量が小さいことも有効なことを明らかにした。