コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 連続繊維補強コンクリート(構造)

連続繊維補強コンクリート(構造)

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:15 第5会場 (61会議室)

[2197] せん断キー配置間隔を変化させたAFRP板水中接着曲げ補強RC梁の耐荷性状

座長(土木):横田弘
座長(建築):香取慶一
講演者:栗橋祐介1, 三上浩2, 河本幸子3, 岸徳光4
(1.室蘭工業大学 2.三井住友建設 3.日本シビックコンサルタント 4.釧路工業高等専門学校)

キーワード:AFRP plate, AFRP 板, RC beam, RC 梁, shear-key, submerged flexural reinforcing, submerged hardening adhesive, せん断キー, 水中接着曲げ補強, 水中接着樹脂

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
本研究では,AFRP 板を用いた RC 梁の水中接着補強工法における接着性能改善策の提案を目的として,AFRP 板接着部のコンクリート表面にせん断キーを等間隔に配置し,その配置間隔が曲げ補強効果に及ぼす影響を実験的に検討した。その結果,1) せん断キーが AFRP 板の付着性能向上に有効に作用する場合には,部分剥離の起点となる斜めひび割れが分散して発生する傾向にあること,2) せん断キー配置間隔が小さい場合には多くの曲げひび割れが誘発されて接着樹脂が損傷し早期の全面剥離に至りやすいこと,3)接着性能改善のための適切なせん断キー配置間隔比は 0.6 ~ 0.9 程度であること,などが明らかになった。