コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(B.構造・設計) » 補修・補強(構造)/新材料・新工法(構造)

補修・補強(構造)Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第5会場 (61会議室)

[2202] 鋼板接着補強されたRC桁の耐荷力に及ぼす鋼板継手の影響

座長(土木):佐藤貢一
座長(建築):楠浩一
講演者:吉田英二, 村越潤, 木村嘉富, 田中良樹
(土木研究所)

キーワード:(鋼板端部)剥離, 継手部, 耐荷力, 鋼板接着

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既設道路橋のRC桁の鋼板接着補強では,鋼板に片面添接の接着継手が設けられる。75年供用された鋼板接着補強RC桁の耐荷力試験を行った際,その継手の剥離により想定していた耐力が得られなかった。鋼板接着補強されたRC桁の耐荷力や破壊性状に及ぼす継手部の影響を把握するため,継手部の応力-ひずみ関係のモデルを断面分割法による数値計算に導入し,実験結果との比較検討を行った。その結果,継手部の添接板で部分剥離が発生した後の桁の剛性低下の挙動は,そのモデルの導入により概ね良く表すことができること,継手部の強度を改善しても,片面添接の継手構造特有の偏心の影響により,最大荷重が頭打ちになることがわかった。