[1007] 緻密化した高炉徐冷スラグ粗骨材を用いたコンクリートの強度および変形特性に関する研究
キーワード:air-cooled blast furnace slag, compressive strength, creep, drying shrinkage, low porosity, Young's modulus, クリープひずみ, 乾燥収縮ひずみ, 圧縮強度, 緻密化, 静弾性係数, 高炉徐冷スラグ
通常の方法で製造された高炉徐冷スラグは,内部に多数の空隙が存在するため,粗骨材として用いると,コンクリートの圧縮強度および静弾性係数は小さくなり,乾燥収縮ひずみは大きくなる。しかし,高炉徐冷スラグ内部を緻密化し,表乾密度を大きく,吸水率を小さくした高炉徐冷スラグを粗骨材に用いたコンクリートは,圧縮強度,静弾性係数,乾燥収縮ひずみにおいて,砂岩砕石を用いたものと同程度以上の性能になった。また,圧縮クリープにおいても,緻密化した高炉徐冷スラグ粗骨材を用いることで,砂岩砕石を用いたものと同程度に改善される。