コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

混和材料Ⅰ

2015年7月14日(火) 10:15 〜 12:00 第7会場 (1F 102号室)

[1011] 改質フライアッシュコンクリートの実構造物への適用と8年経過後の耐久性評価

座長(土木):小川由布子
座長(建築):犬飼利嗣
講演者:大谷俊浩1, 三島剛2, 佐藤嘉昭3, 上田賢司4
(1.大分大学工学部 福祉環境工学科建築コース 2.大分大学大学院 3.大分大学工学部福祉環境工学科建築コース 4.ゼロテクノ技術部)

キーワード:Carbonation, Carbon-free Fly Ash, Compressive Strength, Permeability, Pore Size Distribution, 中性化, 圧縮強度, 実構造物, 改質フライアッシュ, 表面性状

本研究では,強熱減量を1%以下に低減した改質フライアッシュを30%混和したコンクリートの床固工への利用のための試験練りおよび試験施工を行った。また,それから8年経過した時点で,コンクリートの強度,中性化深さおよび表面性状に関する調査を行った。その結果,改質フライアッシュコンクリートの強度は粉体水比で管理可能であることを示した。また,8年後の調査で改質フライアッシュコンクリートの方が中性化が進行していたが,それはプレーンコンクリートの方が材齢28日の強度が3割ほど高いためであり,また,文献の曝露試験結果と比較して改質フライアッシュコンクリートの耐久性に問題無いと判断された。