[1018] ハイボリュームフライアッシュ再生骨材コンクリートの硬化性状に関する実験的検討
キーワード:compressive strength, drying shrinkage, fly ash, freezing and thawing, recycled aggregate, フライアッシュ, 再生骨材, 圧縮強度, 凍結融解, 乾燥収縮
本研究では再生骨材(本論文では廃品コンクリートポールを破砕・分級した低度処理再生骨材)とフライアッシュ(以降FAと称す)の用途の拡大,使用量増加を目指し,FAを多量置換した低度処理再生骨材コンクリートの硬化性状の検討を行った。その結果,FAを多量に混入した場合,全量再生骨材コンクリートは,FAを多量に混入した普通骨材コンクリートとの強度の差は,FA無混和のものと比べ小さくなった。再生骨材を用いることにより,吸水率の大きい普通骨材コンクリートの乾収縮抑制効果があること,さらに,良質な普通細骨材と再生粗骨材100%使用の場合は,凍結融解抵抗性の向上が認められること,等が明らかになった。