[1031] Evaluation of chemical pre-stress in composite slab using expansive concrete
Keywords:chemical pre-stress, composite slab, concept of work-done, expansive concrete, ケミカルプレストレス, 仕事量一定則の概念, 合成床版, 膨張コンクリート
底鋼板とコンクリートとで構成される合成床版コンクリートのひび割れ抑制を目的として,膨張コンクリートを適用した場合の効果を実験的に検証し,その結果に基づき仕様実績の多い代表的な合成床版に応用する方法を検討した。管理用供試体の長さ変化率を基準として仕事量一定則の概念を適用することで合成床版内のケミカルプレストレスを評価できること,拘束の異なる代表的な合成床版を対象としてケーススタディを実施した結果,拘束の程度による差異はわずかであり,橋軸方向を基準として導入するケミカルプレストレスを安全側で評価・管理できることが明らかとなった。