コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

混和材料Ⅲ

2015年7月14日(火) 15:30 〜 17:30 第7会場 (1F 102号室)

[1031] 膨張コンクリートを用いた合成床版のケミカルプレストレスの評価

座長(土木):上野敦
座長(建築):羽原俊祐
講演者:栖原健太郎1, 神頭峰磯2, 平井吉彦3, 呉承寧4
(1.電気化学工業インフラソリューション開発研究所 2.日本車輌製造輸機・インフラ本部 3.電気化学工業インフラ無機材料部門 4.愛知工業大学工学部 都市環境学科)

キーワード:chemical pre-stress, composite slab, concept of work-done, expansive concrete, ケミカルプレストレス, 仕事量一定則の概念, 合成床版, 膨張コンクリート

底鋼板とコンクリートとで構成される合成床版コンクリートのひび割れ抑制を目的として,膨張コンクリートを適用した場合の効果を実験的に検証し,その結果に基づき仕様実績の多い代表的な合成床版に応用する方法を検討した。管理用供試体の長さ変化率を基準として仕事量一定則の概念を適用することで合成床版内のケミカルプレストレスを評価できること,拘束の異なる代表的な合成床版を対象としてケーススタディを実施した結果,拘束の程度による差異はわずかであり,橋軸方向を基準として導入するケミカルプレストレスを安全側で評価・管理できることが明らかとなった。