コンクリート工学年次大会 2015(千葉)

講演情報

第37回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 混和材料/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

混和材料Ⅳ/高強度コンクリート(材料)/ポリマーコンクリート

2015年7月15日(水) 10:00 〜 12:00 第7会場 (1F 102号室)

[1032] スラグ基盤ジオポリマーコンクリートの強度発現特性と耐久性評価

座長(土木):中山英明
座長(建築):瀬古繁喜
講演者:李俌暻1, 金圭庸1, 濱幸雄2, 曺俸碩3
(1.忠南大学校建築工学科 2.室蘭工業大学工学研究科 3.浦項産業科学研究院スラグ活用研究チーム)

キーワード:compressive strength, resistance of chloride ion penetration, resistance of freezing-thawing, slag based geopolymer concrete, スラグ基盤ジオポリマーコンクリート, 凍結融解抵抗性, 圧縮強度, 塩化物イオン浸透抵抗性

最近,環境保存のためスラグなどの産業副産物を積極的に活用することが検討されている。本実験では鉄鋼スラグの一種である高炉スラグ微粉末と溶銑予備処理スラグ,無水石膏の組合せによってスラグ基盤ジオポリマーコンクリートを製造し,強度発現特性と耐久性を評価した。その結果普通強度領域のスラグ基盤ジオポリマーコンクリートの製造が可能であり,エトリンガイトが長時間存在する特徴が現われた。また,セメントを活用したコンクリートに比べて塩化物イオン浸透抵抗性は向上したが,凍結融解抵抗性は低下して,これを凍結融解作用を受ける箇所に適用するためには微細空隙構造の改善が必要であると判断される。